平成24年の活動内容

忘年会平成24年12月8日

恒例の忘年会です。
この日は老若男女、先輩後輩抜きで楽しい時間が過ぎて行きましたね。2時間はあっという間でしたが、お店のご好 意で1時間延長。それでも話が尽きないという感じでした。 ストイックに自分と向き合う居合の稽古だからこそ、仲間が大切です。それにしてもみんないい顔してるな。
古武道の稽古場所以外にもこんな時間がもっと作れたらいいかなと思いました。

居合道の忘年会

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居合道の合宿・秋平成24年9月22日・23日

清々しい環境の中で、集中して居合の稽古に励むのが合宿の 醍醐味です。当然のことながら技量もグンと伸びます。 指導員以上が見る少人数に分けれての居合稽古では、各人の課題のヒントを多く掴めたのでは ないでしょうか。
また、合宿ではいわゆる「同じ釜の飯を食う」という事になりますので、生活を供にした同士 の親近感が生まれます。職種の違う人の考え方、 年長者の経験から生まれたうんちくのある話、いろいろな人が居て一緒に居合など古武道の稽 古をするから面白いのですね

居合

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第六回居想会演武会平成24年6月10日

居合道1日本刀は日本固有の製造法で作られ、平安末期に現在の反りのある形となりました。高い研ぎの技術によって得られる美しさは、単なる武器としてではなく「武士の魂」として尊重され、現在では美術品としての多くの人を魅了しています。
私達の稽古する居合や剣術も同じようなことが言えるかもしれません。まったく実用としての武器ではない日本刀を腰に差すことから稽古がはじまるのですから。では武器としての使命を終えた日本刀を使ってなにを稽古しているのでしょう。端的にいってしまえば、古の武士(もののふ)が生死を賭して編み出した技を研究し、稽古をすることで心と体を鍛錬することが目的なのです。
1キロ前後の刀を操ることは、実際に容易なことではありません。合理的に刀を扱うために体全体がその目的のために動かなくてはなりません。厄介なことにその動きは私達が今まで使ってきた体の運用法とは大きく異なるのです。歩き方一つとっても子供のころから学んだ右足を出すときは左腕が出るといった歩きではなく、まるで赤ちゃんが歩き始めたときのような捻らない歩法を強いられ、刀を振っているときでさえも能役者が舞台を滑るように移動させなければなりません。これらの動きを身につけるためには、自分の動きを一度解体し新たな身体運用を身につける必要があります。
こうした日々の居合など古武道の稽古を続けてゆくためには少しストイックな気持ちの維持が必要かもしれません。例えば球技のようにボールを奪った喜び、ゴールした達成感というものを味わう一般的なスポーツの世界とは違い、自分の体がイメージしたように動けるようになった事やそのための小さな発見をみいだし、稽古の積み重ねによって得られる刀と一体となって動くことの喜びを感じます。
とはいっても、それが自己満足や錯覚であっては何の意味をもちません。古武道の高い世界を目標とするためには自身を客観的に観察しなければ、出来たと思い込んでしまう罠も潜んでいます。
演武会に参加している方たちは、もう気がついていることでしょうが、単に人前で演武するために舞台に立っているのではなく、この日のために何度も稽古をしていたのは、自分を客観的にみるためでもあります。こうした舞台を節目に古武術の世界を正確に表現できるように努めてください。
最後に、見学者の皆さま、本日はわざわざお越しいただきまして、ありがとうございました。

冊子序文より:関戸光賀

居合

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そして懇親会・・・・


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烏森神社・例大祭での居合・剣術演武平成24年5月5日

烏森神社の社伝によれば「天慶3年(940年)、平将門が乱を起こした時、鎮守府将軍藤原秀郷(俵藤太)が武蔵国のある稲荷神社に戦勝を祈願したところ、白狐が現れて白羽の矢を秀郷に与えた。その矢を持ち、東夷を鎮め得た秀郷がお礼として、霊地の現所に勧請し社頭を造営した。」とあるように、烏森神社は千年以上に歴史を持ち、また古武道とは縁の深い神社です。
この烏森神社では2年に一度例大祭が行われますが、光栄にも前回に引き続きまして今年も居想会が例大祭の一行事として居合と剣術の演武で参加することができました。
真剣な眼差しで演武に挑む会員の姿は、凛として美しいものがありました。当日の思い出はもとより、奉納演武のために稽古してきた時間は、きっとこれからの居合や剣術の修養に役立つものとなったでしょう。

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春の居合講習会平成24年3月18日

講習会では居合形18本を一通り行いました。時間の制約がありましたので、十分とは言えないまでも居想会で学ぶべきことのポイントは少しでも理解頂けたかと思います。
鞘の内にあれば居合、抜いて二の太刀からは剣術の世界です。短い時間の中、初太刀の居合を中心に講習を進めていきましたが、居合の初太刀にこそ古の武士(もののふ)が命を賭して編み出した技の理論が凝縮されています。そうした技の本質に少しでも近づくために、繰り返し稽古し無駄のない早い動きを身につけてゆきます。ここで言う早い動きとは単に動作の速さではなく、敵に対しての早い動きです。その為には力を込めるよりは抜く方が遥かに難しいことを理解するでしょうし、気や起こりを消しどこを核として刀を扱うのかといった事を体で表現しなければなりません。
私達指導者にとって、そうした正しい動きを正しく伝授してゆくことが、日々の居合の稽古の中で大切なものだと思っております。

関戸光賀

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居合道の新春稽古会平成24年1月28日

今年も沢山の方が新春稽古会に参加され、充実した4時間の稽古を終えました。
第一部は居合の稽古です。形は少なめに、基本的な刀剣操法に絞って稽古を行いましたが、日々の稽古の中でも思い返して自分の動きをチェックするようにしてください。
第二部は、柔術の稽古です。これについては気剣体一致の妙の「居合の動きを柔術で表現する」にアップしましたので思い返していただけますよう。

稽古は日々続けてこそ、意味の深いものとなります。スポーツでは知らなかった体の動きを知ることにより、日々新しい発見でワクワクと心が高鳴り、次のページをめくることに喜びが湧いてくるものです。
居想会は、古流の無外流を稽古している唯一の会です。
古の先人がたどり着いた究極の身体運用を理解し、一歩でもその技に近づけるよう今年も精進いたしましょう。

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