気剣体一致の妙

 

古武道・居合:「右」の抜刀 2009.9.17

 
 

 
 

居合形「右」の抜刀時の体の動きについて解説します。
まず右に向きながら抜刀してゆく体の動きですが、真っすぐに体を浮かせつつ左膝と右の親指の腹を支点としてそれぞれの位置は変えないように、右方向にスパイラル状に立ち上がります。このとき右足は徐々に跪座(キザ:正座から、両足を爪立てた姿勢)してゆき、切り上げと同時に右足を踏み出してゆきます。
上体は捻らず煙が上がるように真っすぐに上に伸びてゆきます。これらの動きは遅くても速く動いても一定の速度で手足がバラバラとならず一拍子で行わなければいけません。
ただし慣れないうちは跪座をして、一つ。転回をして右の敵に向かって、二つ。右足を踏み出し斬り上げて、三つ。というようにしてまず動きになれ、徐々に一拍子で行えるようにしましょう。
また、柄とお腹の角度は常に一定とし、転身しながらその角度が広がり小手ががら空きとなるような大振りな抜刀とならないよう注意しましょう。よくそうした抜刀で巻き藁を得意げに斬る人がいますが、巻き藁相手ではよいのでしょが、古武道としての居合では失格です。
居想会では、まずゆっくりとした動きから居合の形を習得してゆきます。その中で無駄な動作や捻れ、一致しない動きを削ってゆきます。早い動きを得るためにゆっくりとした動きで学びます。間違った動きでいくら速く動いても、それは本当の古武道としての居合の早さへとはつながりません。

居合形「右」体の動きで注意すべき点は、次の通りです。
・ 前傾することなく、真っ直ぐ捻らず体を浮かせる。
・ 動き出したら止まらず淀まず。
・ 浮き始めは抜刀の始め。右足を踏み出し終わったときは、右手(剣先)の止まるとき。


 
     
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