居合:響返し  2009.7.4

「響返し」の居合形は、向かってくる敵に対して左足を送り剣先を敵に付けます。伸びてくる剣先に一瞬敵は間を切り、それに応じてこちらも剣先を引き突きの体勢へと変化させます。
抜刀して敵に牽制する剣先は、伸びてゆく動きがなければ脅威が薄らぎます。また、突きへの体勢は右手を引く意識ではなく、右半身から左半身に変化させることで、早い動きが生まれます。
突きから真向斬りへと至る振りかぶりは、左手で鍔をはねのけるのではなく、左足を引くと同時に左半身を崩し、それに刀が一致するようにすると早い振りかぶりへと繋がります。
「響返し」の形は、敵の動きに応じて対処してゆくところに面白さがあります。当然敵の動きが「先」ですので、素早い対応が必要です。特に突きから真向斬りは、体と刀を一致させるための合理的な工夫が問われます。